千葉という男・・・?

皆様『千葉』という男をご存知だろうか。

当然俺の畑違いで種違いの兄貴 YUSUKE CHIBAではない。
千葉という男だ。

さかのぼる事15年前、当時はSNSなんてなく
ネット上でのコミュニケーションは掲示板かチャットしかなかった時代。

好きなバンドのHP上のチャットとかでみんなが好き勝手に遊んでいた時代。

大学院の2年生だった俺は研究室の学会発表(オーラル4回)のノルマを
とっととクリアして11月の時点で後は修論を書くだけの状態になっていた。
(注:まじめにすればもっとやることはあったけど・・・ほら、めんどくせえじゃんwww)

そんな状態なんで研究室には毎日行くけど、することは無い(いや、あるwww)
でもパソコンに向かっていないと何もしていないと教授に思われる。
暇⇒何をするか?⇒チャット!  ってわけで
とあるバンドのチャットのページに入り浸ってた。

そこに現れたのが『千葉』だった。
早稲田(2部)の2年生。
なんか知らんけどこの千葉という男と妙に気があった。
ぶっちゃけ音楽の話なんかせず、ただひたすらワンピースを基にした
お互い海賊設定の即興コントをひたすらやり続けたりwww
(ほかの人から見たら迷惑な話www)
そのチャットはROMってる人のIPアドレスが見れたから
(ROM:read only menber 見てるだけの人)
お互いのIPアドレスを知っている俺たちはROMにお互いがいるとわかると

『カモーン ROMセッキー!』 なんていきなりログインした千葉に
呼びかけられて
慌てて俺もログイン。
『おい、後ろに教授がいるんやけどwww変なタイミングで呼ぶなやwww』なんてやり取りをしていた。

そんなある日、千葉から相談があるともちかけられた。
メールで話がしたいとのこと。
俺『どうした?金なら貸さんぞ?www』
千『ちげぇよwww』
俺『OK、HNのところにメアド入れてログインしなおすわ』
千『OKコピった』
俺『ほんならメアドけすわ』
千『ありがと。今日は用事があるんでこれで落ちるわ。夜メールするわ』
俺『了解。またね〜♪』

で夜千葉から届いたメールに全世界が愕然とした。








千葉は・・・




なんと・・・




18歳の女子高生でしたwwwww




その当時そのバンドのチャットは大変盛り上がっており
千葉は本人が男を公言していたしみんなも男と信じきっていた。
メールに携帯の番号が書いてあったので
電話してみたら本当に女の子がでたwww

べっ、べ、別に18歳の女子高生だからって飛びついわけじゃないんだからね!
これも千葉なりのネタだと思ってた。
(妹とかに電話に出させて俺をからかってんじゃね?と思ったりもした)
でもまぁ話してみるとチャットで会話した内容とかも
ちゃんと覚えているし本人に間違いなさそう。
千葉の意向で『みんなには黙っててwww』ってことだったので
それ以降も俺は千葉には対男性としての反応を続けてきた。

ちなみに千葉とは1回ライブ一緒に行ったよ。
下北のシェルター。

ちなみにそれ以上の進展は無いよ。
パンツ脱いで待ってた皆さんごめんなさいwww


千葉が女の子と打ち明けてくれた頃には
チャット仲間とライブハウスで会うことも多くなっていた。
しかしライブ会場に現れない千葉は結構みんなの興味の的になっていた。
『セッキー今日千葉こないの?』
『え?なんで?』
『いや、千葉と仲いいじゃん』
『しらねwww忙しいんじゃん?』みたいな感じでとぼけてたwww


千葉は結局受験に失敗し、1年浪人することになった。
俺は香川に引っ越してしばらくはネット環境が無かったから
チャットとは疎遠になった。

千葉は受験も終わり暇になったのか
徐々に女性という正体をドッキリで晒していった。
当時そのチャットで中心人物的な存在だったS太と千葉の初対面でのお話。

一向にライブ会場に姿を現さない千葉に興味を持ったS太。
千葉と食事に行く約束を交わして俺にメールが来た。
S『今日千葉と飯食いに行くことになったよwww』
俺『まじかwww』
S『ってかセッキー会ったことあるんやろ?』
俺『うん、この前一緒に下北のシェルター行った』
S『ってか俺、千葉に会うのすげぇ楽しみなんだけどwww』
俺『千葉いいやつだから気楽に行けよwww』
みたいなやり取りをした。


ちなみに事前の俺と千葉っちのメール(今っぽく書くと)
千『うはwwwwちょwwwwS太と飯行く約束したったwwww』
俺『まじかwwww俺に続く被害者がwwww』
千『いや、被害者ってwwww』
俺『いってら〜♪・・・ってか俺、S太に怒られんかなwwww』
千『なんとかなるっしょwwww』


待ち合わせ時間の直後・・・




pururururururur♪
(あ、S太から電話だwww)


S『おい!千葉女の子じゃねーか!!!!!』



俺『え?言って無かったっけ?wwww』


S『マジかーwwwwwいや、ほんとに女の子なんやけどwwwww』

こんなやり取りをチャットのメンバー何人かとしたwww


今なんでこんな話を書いたか?
今日仕事で舞ちゃん(あ、名前言っちゃったね by 川渕三郎)と
同じ苗字の人にあったから思い出して書いてみようと思った次第。


特に千葉っちに恋愛感情を持っていたわけではないけど
僕の好きな女性のタイプに
『即興コントにのってくれる人』が追加されたのは
紛れも無く千葉っちの仕業ですwww

15年以上前のほぼノンフィクションのおはなしでした。


かしこ